先週の土曜日に、国立前期試験前最後の授業だった高3生。
口調はいつも通りだったが、表情はどこか緊張の面持ちだった。
彼の志望校は、「名古屋大学 文学部」
まぁ、表情がこわばるのも無理はないかもしれないね(^_^;)
こちらとしては、いつも通り接して、送り出すしかないのだが。
実は、彼のことは小6から知っている。
彼が、中1の頃、僕はこの子は賢いなと感嘆したのを覚えている。
大体、授業をしていて、そう感じることがあるのは、5年に1人くらいかな?
「何が賢いと思った?」って聞かれる事もあるのだが、正確には答えられない(^_^;)
で、聞かれた時に大体以下のように返す。
「こちらがあらかじめ、用意しておいた解法、数パターンを超えてくることがあった」
そう答えても、ピンとこない人が多いのだ。
多分、塾の業界で勤めている人しかわかんないかも・・・(^_^;)
兎に角、こちらの斜め上を行った解法に感嘆した事は覚えている。
で、これだけ言うと、なんか素直じゃないとか、ひねくれたやつとかっていう答えが返ってきそうだけど、そういう事じゃないんだよね。
こういう子って、「僕はこう考えたけど、そっちの解法の方がスマートだし、そっちのやり方にします。」って言えるんだよ。
意固地じゃないし、純粋に知識を増やそうとする。
もう1つ鮮明に覚えているエピソードは、中学の頃、社会のテスト前だったと思う。
社会の用語を生徒同士で出し合っていた時に、教科書を調べることになった友達に、「○○ページの右端に載っているよ」って言ってた。
このレベルになると、教科書を読み込むレベルも半端ないんだな。と思った。
何はともあれ、そんな彼が、今週、名古屋大学を受験する。
合格したら、今までの努力は報われるよね。
今年は、ずっとオンラインで毎日自習して、塾で授業して、英語を急激に伸ばしてさ。
多分、悔いは残らないほど、勉強してきたはず。
さぁ、あと数日で、一先ず、勉強からは解法される。大学に入ったらまた勉強することはあるけど、それは今までの勉強とは少し違う。
そこからは、自分で選択して、自分のための勉強になる。
あと、数日は、自分の夢を叶えるための勉強だ。
どれだけやっても不安になると思う。不安になるから、勉強するしかない。
それも、あと数日・・・
きっと、試験の出来にかかわらず、緊張から解放された顔で、最後の授業日の金曜日は会えるだろう(^^)
健闘と幸運を祈ります!
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