今日の19時40分のコマ、僕は中3の数学を通常授業でみている。
通常授業は夏期講習中でもなくならないので、基本2学期の先取りを進める。
で、今日の単元は二次方程式の利用だ。
この生徒は、1年生、2年生の時の内容が頭から消去されているような状態。
ココスタに入ってくれたのは、2年生の終わり頃で、3年生の内容から、ココスタで学習し始め、展開、因数分解、平方根、二次方程式と「本当に1・2年の内容できないの?」というくらい良くできるようになった。
で、今日の二次方程式の利用だ。
僕の当初の予想では、「文章題はマジで無理だ」というスタンスで授業を受けるだろうと思っていたが、予想は見事にはずれた(^^)
もちろん、1人で解くことは難しいが、「何をxとおくの?」
「だったらここはどうなる?」「これとこれをかけたら何になるの?」と
1つ1つ教えていった。60分程度過ぎてくると、
「自分でまだ式は立てられんけど、これは面白い」といったのである。
この素晴らしい発言を心の中で小躍りするくらい喜んでしまった。
さらに「やっぱ頭が良いってかっこいいなぁ」というような事もいっていた。
これは、すごい事だ(^^)
分かってもらえるだろうか?
1年・2年と全く単元を理解してこなかった生徒が、中3の二次方程式の利用に挑み、このような発言をしてくる。
何だろう?うまく例えられないが、黒船が来たときの日本国民くらいの衝撃(^_^;)
心の産業革命とでもいうくらいの衝撃だった(^^)
80分が過ぎて、そろそろ自分で式を立ててみやぁと促すと、真剣に問題を読み、式を立てようとしている。
「問題を読まないと解けんよ」と自分で言いながら、問題を読み、式を立てた。
が、間違っている(^_^;)
その問題の間違いを一緒に直し、泣きの1回でもう1問やってもらう。
真剣に問題を読む。式を立てる。
が、また間違っていた(^_^;)
でも、今まで間違えてきた100問分くらいの価値がある間違いだったような気がした。
こういう成長が見られるから、少しずつでいいと思う(^^)
コメント