「みんなであきらめず、第1志望突破しよう。」「まだまだ可能性あるって」っていう、よくある言葉。
それがいいのか、悪いのかは、いってる側(塾側)は本気で考えていないことが多い。なぜなら、塾として一般的に好感度を得られるのはどちらかと言えば、こう言った方が好まれるから。逆に、「志望校1つ下げようか、第1志望ちょっと無理だよ。」と伝えることは悪いのかどうか?ということを考えてみました。
私としての回答は、どちらも有りです。(^^)/
まず、「諦めんなよ、まだ可能性あるって」の方ですが、これは、模試や、内申が志望校に対して絶望的な場合に使います。ただ、そのままは使いません。
だって、好感度高いことばっかり言ってて、信用できますか?
私としての伝え方はこうです。
「正直、今のままだと厳しいし、どっちかというと落ちる可能性が高いけど、どうする?それでも挑戦するなら、とことん協力する。それでも、よく考えて志望校を変更するなら、その選択をしっかりと受け止めて、そっちに合格するように全力で協力する。だから、よく考えて、また教えて。」と言います。
まずは、生徒が現実を受け入れないことには進めません。そして、その後、塾の姿勢を示します。志望校を変更するにしても、挑戦するにしても、本人の中にもやもやとした感情があったら、どちらもうまくいかない可能性があります。
どの選択をしても、その選択を尊重したいし、応援することが塾の役割です。本人が選んだことならば、ココスタは、もちろん最後まで諦めさせないし、本人が受けたいなら、挑戦させます。
受かる可能性が極めて少ない場合は、そのことを踏まえて、今後の戦略を練ります(/_・)/
20年この業界にいる私の見解は、子どもは結構鋭いし、現実を見てるということです。
好感度狙いだけで、可能性があるなら、頑張ろうといっても、現実を見ている生徒は、本気にはなりませんし、やりません。ましてやこの時期の中3に対しては、全くと言っていいほど効果はありません。
中1、中2には言いますよ。ただ本気になればを付け加えますが。
なので、この時期の中3には正直な現状を伝えて、一緒になって合格できる可能性を考えて、話します。
「自分の決めた選択を最後まで、頑張るならいくらでも協力するし、最後まで頑張ってダメなら一緒に悔しがって、また次の手を考えよう」と、ココスタでは声をかけています。
綺麗事ばかり言ってても、逆に信用を失いますし、そういうのはあまり好きではありません。
なので、生徒には、今でも思ったことを伝えてしまいます。
上辺だけの声がけは決してしません。すべて本音の声をかけて生徒1人1人に対し正面から向き合っています(^^)/
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